ここまでの講義資料 (pdf形式)
iTerm 上で,以下を行いなさい.
iTerm 上で,以下を行いなさい.
発展課題を行うものは,引続き課題1-3以降を行いなさい.発展課題を後で行うものは,以下に進みなさい.
iTerm 上で,以下を行いなさい.
% mkdir dir
次のように, ls の引数としてディレクトリ名を指定すると,そのディレクトリの中にあるファイル名を表示できる.
% ls /usr
以下のように,「ls -l」の後に表示したいファイルを列挙すると,そのファイルのみの詳細情報が得られる.
% ls -l lecture-3.txt lecture-4a.txt
このとき,移動前と移動後のファイルのパーミッション等はどのように変化したか.
この状態で, (lecture-4b.txt が存在するにも関わらず) lecture-4a.txt の名前を lecture-4b.txt に変更すると, lecture-4b.txt が削除され, lecture-4a.txt が lecture-4b.txt という名前になる (最終更新日時が移動前の lecture-4a.txt と同じになっている) ことを確認しなさい.
% mv -i lecture-4a.txt lecture-4b.txt
今度は,それまであった lecture-4b.txt が削除され, /etc/printcap のコピーが lecture-4b.txt という名前で作成される.
% cp -i /etc/printcap lecture-4b.txt
以上で見たように,rm, mv, cp は -i オプションをつけないと,確認なしでファイルやディレクトリを消す.手引き§2.2.4に書かれているように,削除されたファイルは,2度と復活できないことから,誤って消さないよう注意が必要である.
打ち間違いを絶対にしないという自信がある者以外は,次を行い, rm, mv, cp を使ったときは必ず -i を付けたことにすることを強くお勧めする.
alias rm 'rm -i' alias mv 'mv -i' alias cp 'cp -i'
% ls lecture-4a.txt lecture-4b.txt lecture-4a.txt lecture-4b.txt % rm lecture-4a.txt remove lecture-4a.txt? n % mv lecture-4a.txt lecture-4b.txt overwrite lecture-4b.txt? (y/n [n]) ← Returen だけを押すと n になる not overwritten % cp lecture-4a.txt lecture-4b.txt overwrite lecture-4b.txt? (y/n [n]) ← Returen だけを押すと n になる not overwritten
iTerm 上で,以下を行いなさい.
続けて表示するときは,以下のように,ファイル名を並べて指定する.
% cat /etc/resolv.conf /etc/networks
手引きの実行例にあるように, cat コマンドは複数ファイルの内容を連結するときにも使うことができる.
ヒント: 「/」を押し,続けて検索する文字列 (この場合は「rm」) を入力した後に, Enter を押す.
iTerm 上で,以下を行いなさい.
なお, Mac OS X で使うコマンドのマニュアルは英文のみしか提供されていない.しかし, Mac OS X の元となっている FreeBSD では,多数のボランティアによる努力により一部のマニュアルが日本語化されており,これを参考にすることができる.
英文マニュアルしかなくて不便であると憤慨するのではなく,他の人がこのような思いをせずに済むように,自らの手でこれらの活動へ寄与することを考えて貰いたい.
マニュアルは平易な英語で記述されているので,専門用語 の意味さえ分かれば,理解するのは難しくはない.例えば, DESCRIPTION の最初にある文
pwd writes the absolute pathname of the current working directory to the standard output.
の意味は,
pwd コマンドはカレントディレクトリ (current working directory) の絶対パス名 (absolute pathname) を標準出力に (standard output: 後日の演習で説明するが,今は iTerm の画面上に,と考えて良い) 書きます.
となる. pwd コマンドのマニュアルは分量も短いので,技術英語を読む練習に全部を翻訳してみると良い.その際, -L オプションや -P オプションを使いながら文を読むと,意味が理解し易いだろう.例えば, /usr/local に cd で移動し, -L や -P をつけながら pwd を実行すると,どのようになるか.
「検索コマンド」は「man」,「コマンド/キーワード」は「pwd」,セクショ ンは「All Sections」とする.「日本語マニュアル RELEASE」は数字が大きい方が新しいが,ここでは「5.4-RELEASE」としておく.最後に,「SEARCH」ボタンを押しなさい.
最初の段落は同じ. Mac OS X の2段落目は, FreeBSD の診断の項にある. FreeBSD の2段落目は捕捉説明で,これに対応するものは Mac OS X にはない.3段落目以降は同じ.
このように, FreeBSD に日本語マニュアルを参照することで,ほぼ一致する日本語訳が得られるが,食い違う部分もあるので,鵜呑みにしないことが大切である.なお,日本語マニュアルとの説明があまりにも異なるときは,「日本語マニュアル RELEASE」を変えると,対応するものが得られるかも知れない.
ヒント: 章番号を指定しないと,番号の小さい章のマニュアルが表示される.
なお,FreeBSD 日本語マニュアルの場合,全ての章が揃っている訳ではない.検索ページの説明にあるように,2章は 4.3-RELEASE 以降,3章は 5.4-RELEASE-K などを選択した場合のみ検索できる.
注意: 表示されたマニュアルが意図した章のものであることを必ず確認すること.違った章のマニュアルが表示された場合は,表示させたい章を指定する必要がある.
performance や manager といった,中に man を含む単語がある説明文を持ったマニュアルも表示されてしまうことに注意しなさい.
-k のときと同様に,「man -f <キーワード>」とする.今度は,キーワードと一致する単語を持つ項目のみが表示されることを確認しなさい.
マニュアルによると, -f は whatis と, -k は apropos と同じであると記載されている.これは,「man -f <キーワード>」は「whatis <キーワード>」としても同じである (-k も同様) ことを意味する.しかし,これだけではそれらの機能の違いが分からないので,それぞれのコマンドのマニュアルを調べなさい.
発展課題を行うものは,引続き課題2-4以降を行いなさい.発展課題を後で行うものは,以下に進みなさい.
以下の課題を行った結果を印刷して提出しなさい.印刷結果には,必ず氏名と学籍番号を記載すること.なお,レポート課題1.a〜1.cを1枚の紙にまとめて印刷しても良い.
締切は5月12日の講義時間までとする.講義の際に担当TAを経由して提出すること.締切を遅れてもレポートは受け付けるが,減点の対象とするので注意せよ.
絶対パス指定を用いた場合や,複数回かけて移動した場合は再提出とする.
% touch <あるオプション> file % ls -l <あるオプション> file -rw-r--r-- 1 kimura prof 0 Jan 1 00:00:30 2000 file
注意: ls -l だけでは,日付と時刻の情報が簡略化して表示される.この形式で表示した者は,再提出とする.
% ls -l file -rw-r--r-- 1 kimura prof 0 Jan 1 2000 file
ヒント: cp のマニュアルを調べなさい.なお,最終更新日時は「変更時刻」とも呼ばれる.これらの情報を「保存してコピー」するオプションを調べなさい.
% cp <あるオプション> file file1 % ls -l <あるオプション> file file1 -rw-r--r-- 1 kimura prof 0 Jan 1 00:00:30 2000 file -rw-r--r-- 1 kimura prof 0 Jan 1 00:00:30 2000 file1
引続き,まだ終えていない発展課題を行いなさい.これらを終えたものはレポート課題 (選択)を行いなさい.