ここまでの講義資料 (pdf形式)
以下の指示に従い, Emacs の使い方を学びなさい.
Emacs は UNIX 系 OS における代表的なエディタである.情報学類計算機の Mac OS X には Aqua 用の Emacs (/Applications/Emacs.app) と X Window System 上で起動する Emacs (/usr/local/bin/emacs) が導入されている.情報学類計算機で使う場合は前者を,自宅などからインターネット経由で情報学類計算機にリモートログイン (手引き §2.5 や§9.12 を参照のこと) する場合は後者を使うと良いだろう.
また, Microsoft Windows でも Emacs を使う場合は,Meadow などを利用すると良い.
以下を行い, Emacs の起動と終了の方法を学びなさい.
この *scratch* バッファは, Emacs の起動時に必ず作成され,保存しなくても良い一時的な情報を書き込むメモ帳 (scratch pad) 的な役割を果たしている.
Emacs の *scratch* バッファを使い,以下の課題を行いなさい.
エコーエリアに「C-x-」と表示され,次のキー入力を要求される.これを取り消したいとする.
上書きモードから挿入モードに戻るときも,同じコマンドを使う.
手引き p.38 の表にあるコマンドを全て試すこと.
なお,次ページへの移動や前ページへの移動は,バッファの内容が一度に表示し切れないぐらい多くないとエラー (エコーエリアに End of buffer 又は Beginning of buffer) が表示される.改行を多数入力してから行いなさい.
手引き p.40 の表にあるコマンドを全て試すこと.
手引き p.41 の表にあるコマンドを全て試すこと.
以下を行い, Emacs によるファイルの編集方法を学びなさい.
これらのファイルを読み込んだとき,バッファ名はどうなるか.
これらのファイルを読み込むと,モードラインの左端は「--:%%」などとなっている.この内,「%%」が編集が禁止されていることを示している.
この操作により,モードラインの左端にあった「-E:**」が「-E:--」となったことを確認しなさい.
C-s を押して「o」を入力した直後に,カーソルが「n」(手引き p.41 脚注5を参照のこと) がある位置に移動すること,続けて「n」を入力した直後にカーソルが「on」がある位置に移動することを確認しなさい.
C-r で検索している途中で C-s とすると,検索方向がファイルの末尾方向になり, C-s で検索している途中で C-r とすると,検索方向がファイルの先頭方向になることを確認しなさい.
メニューバーから「Edit」→「Search」→「String Forward」及び「Edit」→「Search」→「String Backwards」としても,同様の効果が得られる.
発展課題を行うものは,引続き課題1-4以降を行いなさい.発展課題を後で行うものは,以下に進みなさい.
以下の手順に従い, Mew を用いてメールの送受信等を行いなさい.
「Tools」→「Read mail (with mew)」で起動し,「Mew」→「Suspend」で終了しても良い.
Emacs 上部にある Write アイコン (白い紙の前にインク壷に入ったペンがあるアイコン) をクリックしても Draft モードになる.署名をつけるときは「Mew」→「Insert Signature」,メールを破棄するときは「Mew」→「Kill Draft」でも良く,メールを送信するときは Send Message アイコン (封筒1枚が横になっているアイコン) をクリックしても良い.
取り込むときは Retrieve アイコン (郵便受けのアイコン) を,メールを選択するときは上下矢印のアイコン (↑・↓) をクリックし,スクロールバーやマウスのホイールでメッセージを上下に動かすこともできる.
「Mew」→「Delete」として D マークをつけ,「Mew」→「Execute」で削除し,「Mew」→「Misc」→「Clean +trash」で実際に消去してもよい.
届くまでに少し時間がかかるかも知れないので注意せよ.
(注) 課題1-3の要領で,適当なファイルを作成しなさい.ファイルの内容は何でも良い.
Draft モードで Prepare Attachments アイコン (手紙の上に猫などの写真が2枚重なっているアイコン) を押し,添付領域で「Mew」→「Attachment Commands」→「Insert a File by Copying」でファイルをコピーしても良い.
添付ファイルを保存するときは「Mew」→「Manipulate file」→「Save」としてもよい.
以下の手順により情報学類のサーバからネットニュースを閲覧しなさい.
なお, Gnus の日本語マニュアルがあるので,参考にすると良い.
初回時は,表示されるニュースグループ一覧は少ない.これを作成するため,以下を行いなさい.
一覧が出るが,各ニュースグループに記事が何件あるかは表示されていない (代わりに * 印が出ている).
エコーエリアに「No more newsgroups」と表示されるが気にしなくても良い.ニュースサーバから記事の件数を取得するために数分程度 (皆で一斉に行うともっと?) 時間がかかるので,途中で中断せずにしばらく待つこと.時間がかかり過ぎる場合は TA に相談すること.
注意: 残念なことに, spam の投稿が頻繁に見られる.また,ウィルス付きの記事があるので,特に Windows を利用しているときは,うっかりこれを実行しないように注意しなさい.
なお,ネットニュースは Google などからも閲覧,投稿が可能である.
発展課題を行うものは,引続き課題2-3以降を行いなさい.発展課題を後で行うものは,以下に進みなさい.
以下の課題を行いなさい.
なお,本人が出したことを確認するために,必ず情報学類計算機からメールを発信すること.それ以外の場所から発信された場合は,提出されたものとはみなさない.
レポートのメールは,4月28日午後5時までに上記アドレスに到着すること.締切を遅れてもレポートは受け付けるが,減点の対象とするので注意せよ.
0425-200x19876 レポート課題1
ヒント: ニュースグループ名は階層的な構造になっており,例えば,主に日本語でやりとりされているニュースグループ fj のニュースグループ名は先頭が fj で始まり,その内,コンピュータに関する話題を扱うものは fj.comp,その中でコンピュータ言語に関するものは fj.comp.lang とテーマが段階的に分類されている.なお,日本語が主に使われるグループとしては,他に japan と tnn がある.また,地域に関する話題を扱う tsukuba や okinawa がある他,筑波大学内からしか閲覧できない情報学類用ニュースグループ coins や筑波大学のニュースグループ campus もある.
引続き,まだ終えていない発展課題を行いなさい.これらを終えたものはレポート課題 (選択)を行いなさい.