課題1-4: カーソル移動の特徴
以下を行い,キーボードによるカーソル移動の特徴を確認しなさい.
- (準備) Emacs を一度終了し,再度 Emacs を立ち上げなさい.
- *scrache* バッファの先頭に次の表示がある.
;; This buffer is for notes you don't want to save, and for Lisp evaluation.
;; If you want to create a file, visit that file with C-x C-f,
;; then enter the text in that file's own buffer.
最初の行の末尾 (evaluation.の後) にカーソルを移動させ,この状態でキーボードによりカーソルを下に移動するとどうなるか.更に,カーソルを下に移動させるとどうか.
- 上の状態で,カーソルを上に移動するとどうなるか.更にもう一度,カーソルを上に移動するとどうなるか.
- カーソルを上記文章の3行目 (then enter ... の行) に移動させ, C-e でカーソルを行末に移動させなさい (3行目に移動したときに行末にいても改めて C-e を押すこと).この状態でカーソルを上に移動するとどうなるか.
- バッファの最後に移動し,カーソルを右に移動してもそれ以上進めない (エコーエリアに End of buffer と表示される) ことを確認しなさい.この状態で,カーソルを下に移動するとどうなるか.
課題1-5: バッファ切替え
(§3.2.7) 以下を行い, Emacs によるバッファの操作方法を学びなさい.
課題1-6: ウィンドウ分割
(§3.2.7) 以下を行い, Emacs によるウィンドウ分割方法を学びなさい.
なお,ここでいうウィンドウとは, Emacs の中でバッファ内容などを表示する矩形領域のことで, Aqua や X Window System におけるウィンドウとは異なることに注意しなさい.
- (準備) Emacs を一度終了し,再度 Emacs を立ち上げなさい.
- ウィンドウを上下に分割 (C-x 2 又は「File」→「Split Window」) しなさい.
これによりウィンドウが上下に割れ,双方にバッファ *scratch* が表示されるはずである.
- C-x o とすると別のウィンドウに移動できることを確認しなさい.
- 別なウィンドウをクリックしても,当該ウィンドウにカーソルを移動できることを確認しなさい.
- 一方のウィンドウで文字を入力すると,他方のウィンドウにもその変更が反映されることを確認しなさい.
- 上側のウィンドウでファイル ˜/lecture-2.txt を読み出しなさい.
- 下側のウィンドウでファイル ˜/lecture-2a.txt を読み出しなさい.
- lecture-2a.txt のウィンドウを C-x b を用いて *scratch* に切替えなさい.
この状態で,下側のウィンドウのモードラインにあるバッファ名 (*scratch*) の上でマウスを1回クリックすると,上記で切替える前にあったバッファ (lecture-2a.txt) に戻ることを確認しなさい.
その後,更にバッファ名の上でマウスの右ボタンをクリックすると,バッファが *scratch* に戻ることを確認しなさい.
- C-x ^ (F11 の下にあるキー,キャレット) を入力すると,上側のモードラインが移動する (カーソルがあるウィンドウが広がる) ことを確認しなさい.
但し,各ウィンドウは3行分の大きさまでしか小さくできない.
- C-u 5 C-x ^ とすると,モードラインが5行分移動することを確認しなさい.
- 上側のウィンドウのモードラインの上 (但し,左端の - - : - - や バッファ名,モード名 ((Text) や (Lisp Interaction) と書いてある部分.手引き§3.3.4参照) の上は除く.文字がないところや,行番号,右端の「- - - - -」の上ですると良い) の上でマウスをドラッグすると,このモードラインが上下に動くことを確認しなさい.
- 2つのウィンドウに別なバッファ (例えば, *scratch* と lecuture-2.txt) を表示しなさい.
この状態で, C-x 0 とするとどちらのバッファが消えるか.
このことは,いずれかのモードラインの上で右クリックしてもできることを確認しなさい.
- C-x 2 で分割したウィンドウで,更に C-x 2 とするとどうなるか.
ただし,カーソルがある側のウィンドウが7行分以上の大きさがないとエラーが出る.
- 3つ以上のウィンドウを作り,それぞれ別なバッファを表示しなさい.
この状態で,C-x 1 (又は「File」→「Remove Splits」) とすると,どのバッファのウィンドウが残るか.
- C-x 3 とすると,ウィンドウが左右に分割することを確認しなさい.
この状態で,更に C-x 3 や C-x 2 をするとどうなるか.
通常課題の課題2-1以降に戻りなさい.それが済んだものは,以下に進みなさい.
課題2-3: Thunderbird によるメールとネットニュースの利用
以下の手順に従い, Thunderbird を用いてメールとネットニュースを利用しなさい.
- (§5.2.1) Thunderbird を起動しなさい.
- (§5.2.2) Thunderbird 上でメールの設定とニュースの設定を行いなさい.設定の際の注意点を以下に示す.
- 初回起動時に「設定とデータのインポート元」というウィンドウが開かれる.他のシステムでメールを使用していない場合は,「設定をインポートしない」を選択して,「次へ」を押す.
- 手引きの図5.9では受信ユーザIDと送信ユーザIDを入力しているが,図5.8で入力した送信サーバと受信サーバが同一であることから,受信ユーザIDのみを入力する.
- 手引き p.95 にあるように,HTMLファイルで送らないように変更することを忘れないこと.
- ニュース設定において,「3. サーバ情報」にあるサーバー名は news.coins.tsukuba.ac.jp の誤り.
- 手引き p.96 上から3行目にある「詳しくは Firefox にあるヘルプ」は「詳しくは Thunderbird にあるヘルプ」の誤り.
- (§5.2.3) 自分自身宛にメールを送りなさい.これにより届いたメールを読むとともに,これを削除しなさい.
- 隣の席の人に,ファイルを1つ添付したメールを送りなさい.
- 隣の席の人から,ファイルを1つ添付したメールを受け取り,その添付ファイルをファイルとして保存しなさい.
- (§5.2.4) 以下のニュースグループを表示させ,その中の記事を読みなさい.
- denjo.misc
- tsukuba.travel
レポート課題 (必修)を行いなさい.それが済んだものは,以下に進みなさい.
以下の条件を満たすメールを,レポート課題 (必須)とは別に kimura@coins.tsukuba.ac.jp へ送付しなさい.レポート課題2と3を共に提出する者は,それぞれを別々のメールで送信すること.このとき,メールの題名 (Subject) はそれぞれの課題で指定されているものとすること.但し, 200x19876 は自分の学籍番号とする.また,「0426-200x19876」の部分は全て半角英数文字とすること.
なお,本人が出したことを確認するために,必ず情報学類計算機からメールを発信すること.それ以外の場所から発信された場合は,提出されたものとはみなさない.
- Emacs のバッファ操作とウィンドウ操作を行った感想を100文字程度にまとめ,上記メールアドレスに送付しなさい.なお,メールの題名 (Subject) は以下とすること.
0426-200x19876 レポート課題2
- Mew と Thunderbird を比較し,メール送受信プログラムとして今後使い続けていきたいと思うものを1つ挙げると共に,そのように思う理由を100文字程度にまとめなさい.なお,メールの題名 (Subject) は以下とすること.
0426-200x19876 レポート課題3