[2005/3の日記]
やっぱりうまく焼けないので,ちょっとズルした. とどめに電子レンジ(笑)さすがにこれはしっかり熱入ったわ(笑)
徳島の友達から,徳島の竹の子の値段を聞いて恐れおののいた.100〜200円て. こっちはその倍はしてるって.なんでそんな安いねん.
lost
昨日に引き続きハンバーグ.だめだあーー,やっぱり内側が生. 熱をしっかり内側にも伝える方法を考えなきゃ.
先日までやっていたプロジェクトが会社で評価されたらしく,表彰を受けた. 賞状もらうの久しぶりだわ(笑)金一封もくれるらしい.
ハンバーグを作ってみた.でも,うまく焼けない.んー,中が生なんだよなあ. 分厚くしすぎたのかな…?肉はまだ残ってるし,後日再挑戦してみるか.
サックス教室.何やったかまるで覚えてないけど.
寒いし,見たい映画も無かったし,家でゴロゴロ.
同じ課の先輩が退職するので,送別会を行った. 自動車会社に転職するらしい.ソフトウェアはもともと志望していなかったらしく, 車に関われるのは楽しみらしい.身の回りで退職する人達は,みんな何かやりたいことが あっての転職なのがありがたい.
もう一人,同期で退職を発表した人が.
今うちの事業部は部署のレイアウト変更によって,ビル内でお引越をしている. 段ボール組み立て,ファイル詰め込みなどなど,肉体作業オンパレード. 結構楽しかったりするけど,40個も段ボール組み立てたら飽きるわな.
雨がやんだ.
土砂降り.
テレビで高知特集をやっていた.なんでそれを俺が四国行く前にやらへんねん. そこ俺通ったやん.その厚揚げ食ってへんやん.ムキー.
洗車した.明日から雨らしい.
サックス教室.今日の練習曲はマイボニー.今日はとても良い音が出た. いつもは苦しそうなフーフーいう音なんだが,今日のはとても自然なサックスらしい音だった. 少しは進歩したらしい.
同期のO君が退職するので,送別会.いつもどおり塚口の飲み屋で. 今回のみんなからのプレゼントは,高価な日本酒.一升瓶で1万オーバーらしい. なんて銘柄だったっけか.O君はむしろそのケースに感激して,頭にかぶったりしてた. 同期が減るのは残念だが,彼はやりたいことがあって,入社当時から 金を貯めて自分のブランドを持つんだ,と語っていた. その夢をかなえるための退職だそうで,俺としては応援したい. がんばれよ.
明日から三連休.天気悪そうだけど.
lost
高知で買ったちりめんじゃこを食い切った.うまかった.
500mlペットボトル半分くらい飲んだところで右脇腹に激痛を感じた. なんかこのごろ水をたくさん飲めない体質になってしまったようだ. 今度病院行ってこよう.ふとんを敷いて,俯せになったら一発で痛みが解消. なんだ,これ….
同じ部の同期三人で,なにか作ろうという話が出た.面白そうなので,乗っておく. いったい何を作ることになるんだろうなあ.俺なりの案でも考えとくか.
起床.朝食は日曜市で何か買って食べようと思っていたので頼まず. ホストにまた来ますと伝え,宿を出る.時間が早いせいもあるが,とても寒い. エンジンをかけるが,フケが悪くぎこちなさを感じる.
日曜市は高知の城の東側で行われる.歩道一杯にひろがった出店. 野菜を売る店,飴玉を売る店,刃物を売る店,ベビーカステラを売る店など,実にさまざま. 見て歩くのがとても楽しい. そんななか,高知の名産物,ちりめんじゃこを売る店を見付けた. 威勢のいいお姉さんが売っていた.試食もさせてくれた.めちゃめちゃうまい. 即購入.これとご飯があれば,あとは何も要らないよなあ. 今日の晩ごはんのおかずはこれに決定だ.
今日は夕方からサックスのレッスンがあるため,日曜市から退去すると共に高速で帰ることにする. 高知から北へ向かう途中,山岳地帯を抜ける.怪しい天気だが,眠気がやってきたので SAを見付けて休憩を取った.
目が覚めると吹雪いていた.あかんわ.三月の四国は雪国だわ.慌ててSAをあとにする.
高速は愛媛との県境付近で東へ進路を変え,まっすぐに鳴門を目指す. 道は片側一車線,中央分離帯が無く,結構恐いものがある.
徳島に着いて,腹が減ったので竹輪やさんを探したが,マップに載っているところにはそれらしいものは無い… なんでだろ?無いものは仕方がないので,徳島ラーメンにした. 巽屋(”たつみや”と読む.しかし徳島の友達に聞くと”いなだ”と言い張る)という店だった. ここもかなり美味い.市街地から海の方へ行ったところにある. 薄切りの肉が徳島ラーメンらしい.
腹も膨れたので,ついに四国から引き上げだ.さようなら四国.いろいろ行き損ねたところとか, 食べ損ねたものもあるんだけど,今は時間がない.またいつか来よう. そのときもSWで来れるといいんだが.
夕方に伊丹に到着.伊丹は雪に包まれ,道路はべしゃべしゃ.家に帰り,そのままサックスのレッスンへ. 先生にお土産のきゅうまんをプレゼント.
日の出前に起床.旅行では初めてじゃないか?ちゃちゃっと顔を洗って 昨日のお姉ちゃん(といっても同い年か)と合流.
ぽかーん.
お姉ちゃん,ばけすぎ.化粧うまいなあ,この人.でも性格はそのままなので, 喋りさえしなければ,と思わざるを得ない.さすがに名前も知らない女性に対して そんな失礼なことは言わなかったが(笑)
まだ三月なので,さすがに早朝は寒い.お姉ちゃんと喋りながら歩いて岬の先端へ. しかし,天気は曇.水平線に厚く雲がかかり,いくら待っても太陽は姿を見せない. 真剣な表情で一眼レフを構えるお姉ちゃん.日の出時刻を10分すぎてもダメだった. あきらめて引き返した.宿に戻る途中で,お姉ちゃんの自慢のバイクを見せてくれた. たしかにこけたらしい痕跡が(笑) でも自走できないレベルではないので,かすり傷程度か.
宿に戻ると,食事の用意ができていた.ひょいひょいと食べて,出発. 今日は四万十川に沿って走って,高知へ行こう. 雲の切れ間から太陽も顔を覗かせている.日の出は拝めなかったが,良い一日になりそうだ.
午前中は四万十川を遡るように国道381号を走った.川沿いの道は狭く,対向が大変だ. 最後の清流と言うが,車道から見るとそれほど清流という印象はない. 延々走り続け,四万十大正の道の駅に到着.三月も半ばというのに,えらく寒いし風が強い. 一息入れて落ち着いたのか,うとうとと眠り込んでしまった. 昼前に目を覚ますと,窓の外で雪が降っているのを確認. なんということでしょう.まさに想定外の天候だった.四国とは言え, 山間部はさすがに雪が降るようだ.さすがに積もりはしないだろうが, 目も覚めたし再び移動を開始.
間もなく国道381号も終わり,続いて国道56号に乗って高知市を目指す. ひどく空腹だったが,これといって食べたいものが思い浮かばず, 道中は食べ物のことばかり考えていた.
須崎に到着.例によって道の駅で休憩を取る.エンジンを切ってまったりしていると, 後ろに止めた車がタイヤ交換を始めた.どうしたんだろ.雪は既に止んでいた.
道の駅にでかい看板が立っている.どうも高速道路の建設を歓迎する内容のようだ. 地図を見てみると,たしかにここには高速道路というものが無いようだ.
今日はあと桂浜でも行って,クジラ料理をちょいと食べて,んで宿くらいかな. 高知ユースホステルに電話してみたところ,空きありとのこと.早速予約. なんでも高知ユースは酒造メーカに勤めていた方が始めたところだそうな. かなり泊まってみたいところだったので,夜が非常に楽しみになった(笑)
桂浜は高知市の南,太平洋岸にある.近付くにつれ,あたりの雰囲気が南国南国してくるのがわかる. 開放的な道.国民休暇県とか書いた看板.桂浜に坂本龍馬の像が立っているのは知っているが, なぜそこに立っているのかは実は知らない. 行ってみると,ばかでかい像が立っている.思わずウルトラマンかと思うほどでかい. 夜になると目が光り,首が回ることで灯台の役目を果たすのではないかと妄想するほどでかい. 違うらしいが.
桂浜はとても景色がいいところだとは思う.竜馬像もあるし. だが,それ以上にあそこにはインパクトが強いものがある.
闘犬センターである.
読んで字のごとく,犬と犬が血で血を争う戦いを繰り広げる,それが闘犬. 闘犬自体はまあおいといて,俺が興味を持ったのは,その闘犬センターの看板. 犬の顔が書いてあるんだが…なんというか,昭和チックというか. 山の麓の土産物屋的な雰囲気を醸し出しており,実に興味深い. 時間が合えば闘犬も見ようかと思ったが,残念ながら待っていられるほどでもなかったので(特に腹が) 高知の街へクジラを食いに行くことにした.
高知の市街地へ近付くと,市電のための線路が引かれているのを見る.ここも路面電車だ. 風情があって非常によろしい.路面電車のある街には惹かれるものがある. 車好きの俺が住むには不向きかもしれんが.
街の中心には大丸が大量に店舗を持っており,高知は大丸帝国という印象を受けた. なぜこうも大丸大丸なのか.俺が見たところが偶然にも大丸大丸してるだけだったのだろうか. 地下に広大な市営駐車場があり,あちこちにその入口が用意されている. 地方都市とはいえ,地上の駐車スペースの無さを地下でしっかりカバーしており,好感触. もちろん商業地の真下にだ. そんなアーケード街の中に,クジラの握り寿司を食わせる店がある. なんとか見付けて入ってみた.出てきたのは,血も滴るような真っ赤な肉の乗った寿司だった. 正直,あまり美味いとは思えない.話のネタにはなるかな,程度だろうか. なので今回は店名は伏せる.
先ほど予約した高知ユースホステルへ移動. ちょっとおしゃれな民家っぽい造りに,最初は気付かずに素通りした. 駐車スペースは3台といったところか.外観は,新しい民家といった感じだ. 中へ入ると,大きな吹抜けになっており,木の匂いがする.受け付けを済ませ,二階の角にある部屋へ向かう. 室内には巨大な木製の二段ベッドが二つ用意されている. 綺麗だし,広いし,今まで泊まった中ではかなり快適なところじゃないかな.
明日は日曜市に行ってそのまま帰るつもりなので,今日はもうガイドブックを眺める必要はない. 談話室に行って暇を潰す事に.ところが談話室に入っても誰もいない.しかたがないので, 本棚にあるマンガを漁る.北斗の拳が全巻揃っている.やるねえ. アミバ様をもう一度見たくて読んでいると,他の客もやってきた. 京都から車で来た人だそうで,事故って車は廃車になったとか.怪我はしなかったらしいけど,車が残念なことに.
次にやってきたのは,千葉から出張ついでに旅行しているというのんきな人. 雑誌,自由人の温泉クーポンブックを片手に全国をまわっているらしい. ジェミニ乗りでもあるらしい.ETC付けた!とかいろいろいじって遊んでるらしい. またこの人は最初の海外旅行がソ連のシベリア鉄道だったという経験の持ち主で, すごく面白い話を聞かせてくれた.
そうこうしているうちに,もう一人現れる.静岡で教員をしているという方. 電車で旅をしているらしい.
四人で話しているうちに,この宿で行われる利き酒大会に話が移った. 今夜も開かれるらしいので,全員で参加することにした.
会場の食堂に集まる. 食堂には数台のテーブルと,酒屋にあるような大きな冷蔵庫があり,中には日本酒がたくさん入っていた. ここ高知は地酒メーカがたくさんあり,そしてそこで生産された酒の多くが地元で消費される. そんな土地柄を表してか,みたこともない銘柄がたくさんあった. でも,どれもおいしいんだろうなあ.
ホストに参加表明し,500円を支払う. 参加者は我々四名と,鳥取から来たと言う母息子. 食卓には数種類の酒が置いてある.古酒,吟醸酒,純米酒など. それぞれが白い湯飲みのような器に入れてある. 器の底には青で同心円が描かれている. 酒の種類によっては色が着いているため,この器に入れると一目で分かる. 他に香り,味などを順に確かめる. それぞれコクが強かったりキレが強かったりと特徴がある.
一通り確認が終わると,全員後ろを向き,酒を入れ換える. そしてどの酒が何かを当てるわけである.残念ながら俺は一組入れ換えて回答してしまったため 全問正解を逃した.めちゃめちゃ悔しい!でも,利き酒大会なのに,どれ飲んでもおいしいとか思ってたのは秘密だ(笑) 全問正解者には,利き酒に使った器のミニチュアがプレゼントされる. ちなみに昨日はアメリカから来た女の子二人組が全問正解したらしい. 旅をしながら日本酒に関してこんなに話を聞けるとは思っていなかったため, とても有意義な一泊だった.
適当に顔を洗って食堂へふらふらと踏み入れる. 既におおかたの客は食事を終えたようだ.窓の外を見ると,こんなにいたのかと思うほどの 客達が旅立ちの準備をしている.全員自転車だ.なんだろうか,大学のサークルかなんかだろうか. 昨日の女の子はエプロンをして働いていた. バイキングなので,俺も適当にたべものを皿に盛ってテーブルへ. そこへ俺よりもさらに朝に弱そうなヒゲの人が食堂に現れた. どうやらこれで朝食を食べる客は最後らしい.スタッフの方々もくつろいでいた. ヒゲの人は今日も巡礼で石槌山に行くらしい. 暇だったら一緒にどうかと誘ってくれたが,宇和島のじゃこ天を食べたかったので辞退.
荷物をまとめ,宿を出発.天気は曇.ちょっと怪しい感じの良い宿だった. 松山から宇和島へは国道56号線を使った.途中コインランドリーを発見して,洗濯. 車内に洗濯物を並べ,エアコンを掛けながら走って乾燥させる. 道中は結構お遍路さんを見る.この寒い中白い装束で歩いていたり自転車こいでいたり. 八十八箇所めぐり,おもしろいのかな?
天気は次第に崩れ,雨が降り出した.がんばれお遍路さん.
雨が上がり,まだ路面が濡れているころ,宇和島に到着.川の向こうになんか大きな石垣が見える. 地図によると,和霊神社というとこか?なんで56号から離れているかというと, 宇和島のもう一つの目的,鯛飯のためである.一般に鯛飯というと,鯛の炊き込みご飯というイメージだが, 宇和島のは白いご飯の上に鯛の切り身を載せ,卵でぐちゃぐちゃと混ぜて食べるタイプだ. 海賊料理というか,船の上で食べるためにできたメニューだそうだ.
手持ちのるるぶで調べたところ,月ヶ瀬というところがうまいそうな. 56号から少し離れ,住宅地のど真中にある.ちょっとナビが欲しくなるようなロケーションだ. 車を停め,店内に入ると,大きないけす(もはや池と言って良いサイズだが)があり,それを囲うように カウンター席が設置されている.とりあえず,目的の鯛飯を注文. 高級店っぽい雰囲気だが,それほどは高額ではない.鯛飯定食1600円. これはとてもうまかった.宇和島へ行くなら食えと素直に人へ勧められる味だ. 日記を書くためにぐるなびで調べたら載っていたので,記念にリンクを張っておく.
宇和島駅前へ到着.車を停め,母に電話して,いつもジャコ天を買う店の名前を聞く. が,なんて名前だったか忘れた(笑) 特上のを一枚買って食べる.めちゃめちゃうまい. 酒が欲しくなる味だなあ.ご飯もいいなあ.さっとあぶって,醤油つけて食べたい. 母は時々祖父の介護のために宇和島へ帰っているらしいが,その土産にこれを買って来てくれていた. が,俺は今関西に住んでおり,なかなか口にする機会が無い.久々に食べたなあ. ちなみに特上といっても,一枚200円もしない.駐車料金の方が高かった.
時間はまだ昼過ぎ.ここに宿をとるには日が高すぎる.次に行ってみたいのは,足摺岬. 高速も通っておらず,少々時間がかかりそうだ.だが,行って行けないことはなさそうだ. ちょうどそこにもユースホステルがある.電話してみると,さっくり予約をとることができた. 今夜は足摺へ.明日は天気さえよければ綺麗な日の出を見れるだろう.
足摺岬へは,距離からいって夕日の入りの時刻に間に合うかどうかだろう. できれば夕日の入りを見たい.だが,56号から国道321号へ入るところで,気づかずに素通りしてしまい, 10分ほどタイムロス.結局日の入りは見れなかった. 足摺スカイラインを走り,今夜の宿へ.
宿へ着いてみると,えらい静かだ.どうやら宿泊客は俺ともう一人だけらしい. 同じ部屋に誰もいないのはそのせいか.もう一人の宿泊客と顔を合わせたのは,俺が夕食を取っているときだった. 女性なんだが,なんか雰囲気が男勝りな印象を受けた.黒ブチのメガネをかけており,頼んだわけでも ないのに自分の失敗談やら,なんでここに連泊しているのかなどをぶちまけてくれた(笑) どうもバイクで東京から来ているらしい.足摺スカイラインで転んでしまい,一部壊れたとか, 天気が悪くて動けなかったとかそんな話だった.”一応これでも箱入り娘なんで,はい,はい, 野宿だけはしないように頑張ってるんで.ええ.”こんな話し方をする人だ. 明日は俺とは反対に,宇和島方面へ向かうと言っていた. 明日,日の出を見るつもりらしいので,一緒に行こうという話に. 日の出の時間だけ確認して就寝.
起床.今日は脇町でオデオン座を見てからうどん食べて金比羅さん参りをして, あとは一気に松山を目指そう.
朝食は脇町へ向かう途中のSAでおにぎりを頬張る.脇町へは四国中央から 高速を使って徳島へ戻ることになる.ほとんど一車線しかなく,しかも対向車線との間には ポールが立ってるだけという,ちょっと恐い高速だった.
午前8時すぎ,脇町到着.脇町には道の駅があり,そこに車を置いて観光することになる. この町は古い景観をしている.それ自体はわりと良くある観光地なんだが, ちょっと珍しいのは,芝居小屋がある点である.この芝居小屋は実際に 芝居を上演するのに長年使用されて来たものだ. 映画虹をつかむ男(山田洋次監督)を知っているだろうか. あの作品の中にも登場する,あのオデオン座がある. オデオン座は町のはずれにある.入口に立ってみると,結構大きな建物だと感じた. ペンキの塗装もところどころはげてるように見える. 中に入ると,何やら音が聞こえる.受け付けを済ませる. 客は俺一人らしい.ゆっくり見て行けと言われた. 中から聞こえていた音は,テレビで放送する踊りのリハーサルだったらしい. おかまいなしに建物を見てまわる. 建物は木造だ.正面に一段高くなった舞台があり,劇場の入口あたりから 舞台へ伸びるスロープがある.そのスロープの奥には畳が張られた席があり, 真中の板張りの席とはちょっと違う高級感を醸し出していた. また,二階席もある. 舞台の下へ向かう地下通路というか舞台裏などもあった. 下から見ると,大がかりな仕掛けもできる舞台だったのだろうか, という気がする.
オデオン座の見学を終え,車に戻った.今夜の宿を取るとしよう. 一番良いのは道後温泉付近,と調べると,松山YHを発見. 歩いて数分で道後温泉に行ける.ここに泊まれたらいいな. まずはお電話だ.きさくな感じのおっちゃんが出た. 今日泊まれるかどうか聞いてみたところ,OKと. よっしゃ,宿決定.
次は少々腹が減って来たので,美味しいうどんを食べたくなった. 目を付けていた店は,ここから金比羅さんへ向かう途中にあるようなので, うどん→金比羅さんといくことにした. ところが目的のうどん屋はまったく見付からず,そろそろだ,と思っていたのに 道は延々と畑の間を抜けて行くばかり.これは一体どうしたことか. 道を間違えてるわけではなさそうだが.ここから一本入ったところ,とかなのかな. だとしたらこんな広域地図ではどうしようもないなあ. 結局うどん屋は諦めて,そのまま金比羅さんへ. 参道かなんかにうどん屋の一軒くらいあるだろう.
金比羅さん参道到着.駅前に駐車場があったので,そこにSWを停めて歩く. 参道沿いに商店街があって,その中に何軒かうどん屋を発見したので, そのうち一軒に入ってみた.とりあえず,注文.出て来たのは, つゆ無しのうどんに,鰹節がかけてあるもの.これに醤油をかけて食べるらしい. なんだか珍しい食べ方だ.まあそこそこうまかった. 腹もふくれたので,引続きてっぺんを目指して歩く. 道はしっかりとした石畳と階段で構成され,とても整備が行き届いている. 大して高い山でも無いし,荷物も無いので,いつもの登山ペースよりかなり 早いテンポで登ってみた.しかし最後はばてばて.もうちょいゆっくり登っても良かった. てっぺんには金比羅宮があり,誰を祭っているかも知らないが, 旅の安全を祈願.…するつもりだったんだが,余計なものが気になって仕方が無かった. 神社なので,賽銭を投げ入れてから礼をするわけだが, 見ていると変な女の子がいる. お参りするのかな,と思って見ていると,そうでもない. ただ,賽銭箱の隣に立っている. なんだろか,と思いつつも賽銭を投げ入れ,お参りをはじめる俺. するとその女の子は俺と一緒におじぎを始めた. …この子,人が賽銭入れるの待ってたのか…で,一緒にお参りまでしてしまおうと. 不思議な人だ…(笑)世の中いろんな人がいるんだな.
金比羅参りを終えた俺は,高速を使って一気に愛媛県松山市へ. 市内は路面電車が今も走る.なかなか素敵な雰囲気だ. 今回は道後温泉の近くのユースホステルに泊まる. 宿に着いて荷物を置いて早速ご飯を食べる. 目の前でご飯を食べていたのは,東京から来たと言う20歳の女の子. 当然旅行だろうとどこを回るんですか?と聞いてみると, 明日からここで働くという.なかなか行動力のある人みたいだ.
ご飯を食べ終え,デジカメを持って道後温泉本館へ. 千と千尋の神隠しの湯場の原型ともなった道後温泉本館.とても不思議な建物だ. 古風と言えば古風だが,それだけでは済まされない魅力がある. なんというか,ワクワクする(笑) ああ,宮崎監督はこれをみたからあんな風呂にしたんだな,と思った.
普通銭湯というと大人いくら,子供いくらであるが,ここはそれだけではない. スペシャルコースともいうべきコースがある. 浴衣を貸してもらって,風呂に入ったあとに坊っちゃんだんごを食べながらくつろげるのである. それも個室で. いやー,風情あるねえ. いいねえ. でも,風呂はちょっとびっくり. なんていうか,水位が中途半端なのだ. どっぷり浸かると息ができない,立つと腹まで. 中腰でがんばるしかない. お湯自体は普通かな? プラスαの部分で評価をぐっと上げている感じだな. まあ,一度は行っとく価値がある.
それにしても思うのだが,この道後温泉本館の周りは歓楽街となっているせいか, 風俗店の客引きが多い. 半纏着たマスクの女性が”おにいさんっ”と声を掛けて来るのはあまり良い気はしない.
宿に戻ると,リビングにお茶の用意ができてるので,とおしゃべりに加えてくれた. 先ほどの女の子と,眼鏡を掛けたヒゲの人,他にも何人か. どうもヒゲの人は巡礼の旅をしているらしい. 一緒に巡礼をしている人が,沖縄の有名な神社の神主さんで,このひとが神のお告げを聞くことができるとか. 世の中いろんな人がいる.いろんな世界がある. でもこういうタイプは初めて見たなあ. いろいろ話を聞かせてもらった. それと,珍しいタロット占いをしてもらった.ヒゲの人は,たくさんの人にカードを切ってもらい, パワーを込めてもらいたいと言っていた. 俺が最終的に引いたカード,総合的な運命みたいなもんかな?これの結果は,フール. 後先考えず,楽しいことのためには積極的に手を伸ばすということらしい. 間違ってはいない. そのうち宿の主の娘さんなんかも加わってきて楽しかったな.
明日は南へ行こう.母の出身地,宇和島を通る予定だ.
朝日がまだ強い時間に宿を発つ.今日は良い天気だ. 国道192号を伝って西を目指す.この道はこの地域の幹線道路らしく, 交通量はかなり多い.途中に道の駅などもあり,休み休み走る. 昼前に到着した道の駅で,今夜の宿について考える. 今日は友達と四国中央市で会うので,そこで宿を取らざるを得ない. で,今日もまたチェックインが遅くなることが予測されるので, ビジネスホテルを探すことに. またもノーパソの登場. 検索してみたところ,ビジネスホテルマイルドというのを見つけた. 値段も安いし,そこに電話してみた. 電話での印象.激しく民宿チックな応対だったんだけど. 一抹の不安を覚えた.本当にビジネスホテルなのか・・・? とりあえずそこで寝床を確保. 多少のトラブルはお楽しみの内だ.
再び車を走らせ,国道32号で南下する.すぐに渓谷が現れ,祖谷が近いことが分かる. このあたりには大歩危,小歩危という地名がある.大またで歩こうが小またで歩こうが 危ないという意味だったか.忘れた.記憶が曖昧なので聞き流してほしい. 橋を渡りトンネルを抜けると,まだあたりには雪が残っている. こんなタイヤで来て良かったんだろうか. 路面はウェット. 凍ってはいないので,まだ大丈夫だが,不安があったのは事実だ. まずはかずら橋を目指す.
適当に車を停めてかずら橋まで歩く.途中売店を抜ける. この店がかずら橋への経路になってるとは・・・おいしい商売だなあ,おい. 店ではおばちゃん二人が土産物やらなんやらを売っていた.帰りにも通るし, そのとき見るか. かずら橋が見えるところまで来た.小学校のころ国語の教科書につり橋渡れという 話が載っていたのを思い出す.深い谷にかかる植物のつたを編んで作ったつり橋. さすがに鋼鉄製ワイヤーなどの補強も入っているが,人も渡れるようだ. ひとしきり写真を撮った後に俺も歩いて渡ってみることに. 両岸の大きな木を柱として,そこから橋が伸びている. 一歩踏み込むとそれだけで橋は大きくゆれる. 足場は大きく間隔を開けた角材でできており,間隔は20-30cm程度. 気をつけないと踏み外す.その隙間からは15m程下にある水面が見える. 俺は高所恐怖症ではないが,素直に命の危険を感じた. ぐらぐらと揺れる足場に気を配りながら,何枚か写真を撮る. 後ろからお年よりの団体がやってきて,非常に怖かった. 急いで対岸まで抜ける.
帰りに先ほどの売店でヤマメの塩焼きを食べた.川魚の塩焼きはおいしいな.
車に乗り,祖谷温泉を目指す.車一台分の狭い谷沿いの道を進む. 落石などもあり,あまり道路の状態はよろしくない. 運転に自信の無い人はやめたほうがいいだろう. 燃料はたっぷりあったので,楽しませてもらう. しばらく進むと,一軒宿の祖谷温泉を見つけることができた.
宿は谷の上,温泉は谷底というかなり変わった温泉宿だ. では宿から温泉までどうやって行くのか.なんとケーブルカーで降りるのだ. 普通の大浴場が宿にあり,そこで体を洗ってから改めてケーブルカーで 下まで降りて温泉に入ることにした. 温泉は炭酸泉で,入るだけで体を中心にブクブクと泡が発生する. 湯温はちょっとぬるめ.湧き出した湯をそのまま掛け流しなんだそうだ. 加熱もしてないとか.ここはいい湯だなあ.ちょっと高かったけど. 1500円だったかな. ケーブルカーに乗り合わせたお年よりらと温泉で世間話. 高松から来たんだそうな.
祖谷温泉を出ると,そろそろ日が傾きはじめる時間. うわさの小便小僧の像を見物してから四国中央市を目指す. 四国中央市での待ち合わせ時間にはまだしばらく余裕があった. ちょっと着くのが早すぎたかも知れない. 合流地点を探す.ジャスコという話だったので,看板を便りに進むと, なぜか港に着いた.どうやらどこかで曲がる必要があったらしいが, 指示を見落としたようだ.とりあえず港を見物. あたりには大きな工場が立ち並び,そこへの物資を補給するために こんな大きなクレーンがあるのだろう. 巨大なタンカーも発見した.船の胴体にでかでかと大王製紙と書いてある. そうか,大王製紙はここなのか.
へー.
ぐるっとまわってジャスコの看板を発見.なんとか集合時間に間に合った. 友人と合流し,沖縄料理店へ.まさか飲み屋だとは思っていなかった. そこでしばらくおしゃべり.泡盛飲みたかったな.
友人と別れてから宿へ.住宅地のほっそい路地を進む. マップによると,その道なのだが・・・.さらに細い道,俺の車で道幅いっぱいの道が 正解だとは思わなかった.折り返して戻ってきて,やっと看板を発見. 冗談だろ,と思いつつその道を進んでみた. たしかにあった.ホテルマイルド. 交通アクセスは最悪の部類だろうなあ・・・. 大通りにまったく面してない. とりあえず車を停めてチェックイン. フロントの応対を見て,民宿決定と感じた. そして部屋に入って,民宿以外の何者でもないと感じた. 畳の部屋で四畳半,隣の音はまる聞こえ,テレビはコイン式. これでホテルを名乗るのは勇気あると思う. 面白かったけどな(笑)
慌しく旅の準備を済ませる.着替え,寝袋,現金,ノーパソ,その他諸々. 忘れ物は無いだろうか.毎回旅に出るたびに忘れ物が気になる.玄関口であれは持った, これはもった,あれを忘れた,取りに戻る,あれも忘れた,取りに戻るを繰り返す. チェックリストでも作ればいいかなあ.昼過ぎ,やっと準備が整い出発. 衣類などは少々揃える必要があったので,つかしんに寄って購入する. 高速に乗ったのは午後3時過ぎであった.
高速に乗ってから気が付いた.燃料ほとんど無い.もうちょっと気を配ろうよ,俺. 次のSAで給油したいと思っていたのだが,阪神高速はあまりSAが無い. 三宮付近では渋滞に巻き込まれ,貧乏ランプは点灯し,かなり困った. しかしまだ余裕はあったようで,結局給油しないまま淡路島に突入してしまった. 辛うじて辿り着いた淡路SAにて給油.これで一安心だ. SAにとまったついでに,今夜の宿を考える.徳島で友達に会うことにしたので, 徳島で宿を取らざるを得ない.しかし,チェックインは遅くなる予定なので, YHは使いにくい.ビジネスホテルか・・・.ノーパソを開いて徳島のビジネスホテルを 検索.東急インは高い.お値段そこそこのを探すと,ホテルコスモス徳島なるところが. 場所はちょっと探しにくいとは思ったが,ここは出費を抑えるべきだ. 電話をして部屋を押さえる.今夜の宿を確保した.
淡路島南SAで寝てから四国へ渡る.合流時間まではまだ少しある. 鳴門スカイラインを走ってみた.かなり楽しい道だ.こんな道が近所にあればなあ.
友達と合流.彼女は今日がバイトの最終日だったらしい.後部座席には たくさんの餞別の品を載せていた. 俺がバイトやめたときなんてなんも無かった気がするぞ(笑) あ,産総研のときは回らない寿司をおごってもらったっけ. 今日は徳島ラーメンを食べたかったので案内してもらった. しかし行く店行く店が閉まっている.まだ飯時と言っていい時間なんだけどな. 定休日ではなく,営業時間外みたいだ. 結局行き着いた先は東大.東京大学ではない.東大というラーメン屋だ. 彼女も行ったことは無いらしい.ただ,うまいと評判で気にはなっていたらしい. んで,初トライ. うまい.出てきたラーメンは,太めの麺,濃厚味噌味スープ,そして甘辛く煮た 薄切りの豚肉.この豚肉が徳島ラーメンを徳島ラーメンたらしめる特徴だそうな. たしかに普通ならチャーシューが乗るところだ. 卵を落として食べる. かなりお勧めだったのだが,連れて行ってもらったため場所がわからない. 失念するとかしないとかではなく,まったくもって分からないのだ. 調べたら出てくるかもしれないが.
その後しばらくおしゃべりし,お開き.俺は徳島市に向かい,確保した ホテルへ向かう.場所が少々ややこしかったが,なんとか一発で発見. チェックインを済ませ,部屋に上がる. なんというか古めかしい感じの部屋だ.古めかしいというか, タバコのこげ跡があるとか,隣の音が良く聞こえるとか, カーペットが黒ずんでいるとか,全体的に年代を感じさせる. また,AVの案内なども普通に置かれていた.有料なのは普通だと思うのだが, 他の階にプリペイドカードを買いにいかないと駄目というのがある意味斬新な印象だった. あほくさ.
四国中央市に住む友達と明日会う約束を取り付けた. 明日はかずら橋を見てからそっちへ行こうかな.
明日から次の月曜まで休み決定.急すぎるって(笑) 帰りに本屋で四国のるるぶを購入. もう四国へ旅行する気満々なのな.とりあえず,何を食うか. 讃岐うどん,徳島ラーメン,鰹のたたき,鯨,鯛飯あたりか. おのずとまわるべきチェックポイントが浮かび上がる. これとユースホステルの位置をチェック.一日で移動できる距離を考慮に入れて, 時計回りで行くか,反時計回りで行くか. そのへんは現地で決めよう.良い旅になりますように.
ザウバー,ルノー,レッドブルが速かった.今まででは考えられない展開に. 新レギュレーションが効いてる.レース中に使えるタイヤがワンセットなんて クズだ!と思っていたが,結果だけみるとバランス良くなってるなあ. んー,でもな,タイヤをいっぱいまで使っての勝負があってこそだと思うんだけどな. どうなんだろ.今年鈴鹿に行くかどうか迷うな.もうちょい様子見かな.
夜にドライブ.能勢の道の駅でまったりと考え事. いらん考えばかり浮かぶ.サックスのマウスピースを持って来ていたので, ピーピー吹いて誤魔化す.
F1の予選があるなあ,と思って頑張って起きていたが,関西では放送が無いことを知り, 非常に間抜けな気分を味わった.
イタリアでは,子供を褒めまくって育てるらしい.私はあなたの親で幸せよ!とか. そのせいか,イタリア人は自信家が多いらしい. うらやましいな,そんな子供の頃から人から認められた生き方できるなんて.
来週の火曜から日曜まで休めそう.まだ決定ではないが.
久々にSWに乗った.
フォークを発見.皿の下にあった.
パンチェッタを買って来て,カルボナーラをつくってみた. うまい.でもフォークが見当たらなくて,箸で食べるのは みっともなかった.
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